買ったもの2021

物不足・インフレ感が高まっていた年なのでわりと買い物を積極的にした。

買ったもの

NEC UNIVERGE IX2215

自宅フレッツ光回線のルータとしてRTX1200を使っており、最高に安定はしていたが、さすがに古くて限界性能が低いのと、MAP-Eに対応してないので買い替えた。
必要なだけの性能はあるし最高に安定してるのでよい。NetMeisterというWebからファームウェア更新とか管理が色々できるサービスがなぜか保守なし・無料で使える。
ヤマハのRTX 830/1210はテレワーク需要なのか中古でも高いが、IX2215はヤフオクで1万円切るぐらいなので、家庭用無線ルータで悩むよりはこれを買ったらいいと思う。家庭用としての難点はUPnP/NAT-PMP非対応ぐらいか。

無印良品 サーキュレーター(低騒音ファン・大風量タイプ)

アイリスオーヤマの1,800円ぐらいの小型サーキュレーターを使っていたが、性能(音量に対する風量)が良いわけではないので買い替えた。自作PCのオタクなので、結局ファン径がデカいファンを低速で回すのが良いんだろということでデカいサーキュレーターを探したが、デカいモデルはあまり選択肢がなかった。アイリスオーヤマが従来モデルと同じ風量で小型化しました!などと書いており、それ回転数増えて騒音増えてるだろと突っ込みたくなった。無印のサーキュレーターがデカいモデルの中では安く、メルコエアテックのOEMということで、さすがに性能・信頼性が高いだろうということで選択した。

音量に対する風量は良く、品質も高く完全に満足しているが、唯一の弱点としては風量調整が3段階しかないことが挙げられる。弱は事実上無音なので何も考えずにオンにできて良いが、中にするとまあ明らかに知覚はできるという音量なので、弱と中の間も欲しかった。とはいえ中/強であっても、騒音の質としては一定の低音であるため、他の家電のファン音と比べるとかなり心理的な静音性は高い。
スイッチが物理なので基本的には直接操作する必要があるが、風量調節をしないのであればスマートプラグと組み合わせがしやすいとも言える。

Panasonic NA-VX800B

使っていた縦型がまだ壊れてはなかったが、予防的にドラム式洗濯機に買い替えた。まともに使える乾燥機能があるのは完全に便利。
温水洗浄機能が欲しいので高いフラグシップモデルになってしまった。本質的には電熱でお湯沸かすだけなんだから、ミドルレンジモデルにも付けてほしい。冬場に役立つ15℃の洗浄は常に設定し、40℃の温水洗浄はたまに使う感じ。
洗剤自動投入機能は別にいらないと思いきやけっこう便利だった。
2020年モデルを4月頃に購入したが、ほぼ同じ中身のマイナーチェンジが数年続いていたので、今年あたりに大型モデルチェンジが来るのではとも思い悩んでいたが本当に来てしまった。しかしモデルチェンジ後はパナソニックが価格を完全に指定する仕組みとなったようで、値引きがされなくなってしまったので、結果的にはわりと正解だった(と思おう)。
購入後の6月にパナソニックの工場が燃えて洗濯機の供給が滞るというニュースもあり、2021年は買えるうちに物を買おうという意識が高まった。
不満としては、予約で設定可能な時間が、設定したコースによるが最短7時間後などになる。洗濯物の量が多く乾きにくい場合を想定して長くしているのは理解できるが、しかし不満である。

色々調べて考えたこと

  • 乾燥方式はヒートポンプが明らかに優秀
    • ヒートポンプは単に熱源として優秀(COPが高い)というだけだと最初は勘違いしていたが、洗濯機特有の要件として除湿方式も重要であり、ヒートポンプは熱源と除湿器の両方として機能していることも優秀ということだと理解した
      • ヒーター式の乾燥の場合は湿気を含んだ暖かい空気を、単に室内か排水溝に排出する空冷式(これ空冷と呼ぶのか?)と、水道水で冷却することで結露させて除湿する水冷式がある。
      • ヒートポンプ式の場合は、熱源の反対側は冷却になるので、冷却側は除湿器として機能する。
  • 日立はヒートポンプを採用せず、また温水洗浄も中途半端なので完全に候補から外れた
  • シャープの高額家電をあまり信用しておらず、また扉が巨大で邪魔そうで、とくに良さそうな点もなさそうなので外れた
  • 東芝パナソニックが残り、この2社は機能的にはほぼ同じで東芝のほうが安いが、パナソニックのほうはヒートポンプの位置が本体上部にありメンテナンスがしやすい(乾燥経路が明らかに短いため埃が自分で取れる、自分でフィンの掃除は容易・分解すればユニットの交換も可能)こと、パナソニックのほうが乾燥時間が明らかに短く予定通りに終わるというレビューがあったことで、パナソニックに決まった
  • 未だ故障率が高いらしく、最も保証が重要な家電のようなので、保証が充実した実店舗で買った

低温調理の棒

よくある低温調理の棒がAmazonで処分価格1500円だったので買ってみた。普通に使えて便利。調理容器としてはダイソーで丁度いいゴミ箱を買った。
(商品ページはもうない)

AirPods Max

自分がPCはWindowsスマホAndroid(古いiPhone 7は持ってる)、タブレットだけはiPad Pro 10.5 (ただし12月に売ってしまった)という布陣なのに、定価6.7万円でAppleファン向け製品とみなされがちなAirPods Maxを買った。
選んだ理由としては、高性能ノイズキャンセリングBluetooth対応で、メッシュ/ファブリック素材のヘッドホンがこれしか存在しないため。ノイズキャンセリングを諦めたとしても、ほとんどの製品は革素材のためごくわずかな製品しか残っていない。
購入時(7月)には現金問屋みたいな店の価格が5万円ぐらいに下がっており、楽天の還元を入れて実質4.2万円程度で購入できた。加えてAppleCareに加入した。AirPods向けApple Careは全モデル同価格なので相対的にお得(?)

使った結果、ノイズキャンセリングと外音取り込みは最高。音質は良いけど定価6.7万と言われると難しい。他社ヘッドホンでよくあるタッチ操作は使いにくくて嫌いなので、Digital Crownは完全に便利、音量調整が気持ち良い。
設定はiPhone/iPadでする必要はあるが、一度ボタンの設定などをしてしまえば、あとはWindows/Androidメインでもほぼ支障はない。バッテリーの残量表示がBluetooth標準のプロトコルではないらしくWindowsでは表示できないため、MagicPodsというアプリを入れて表示している。
重さが384gもあるのは欠点で、これが一番の懸念であったが、ヘッドバンドのメッシュ素材のおかげもあってか、装着感はなかなかよい。首への負担は重量分はあるはずだがそこまで差はない。側圧は広げたら和らいだ。
ステレオミニ接続のために4,000円の専用ケーブルが必要なことはまあ許すとして、そのケーブルがあまりにも細い。そのうちうっかり千切ると思う。まともなケーブルを売ってくれ。
購入時に何も考えずシルバーを選んでしまい、メッシュ/ファブリック素材が白であることの意味を忘れていた。そのため半年でイヤーパッドの黄ばみが見えてきたが、誰かに見せるものでもないのでまあいい、そのうち洗おう。破けたりしたらイヤーパッドだけ別の色に交換もできる。
報告されていた結露問題を懸念していたが、今のところ発生していない。外に持ち出さなければ関係ないか。
あまりにもひどくて今まで存在を忘れていたが、付属品のSmart Caseはあまりにもひどい。信者寄りのレビューを見ても誰も褒めてない。自宅でしか使わないので自分は気にしてない。

GeForce RTX 3060Ti (LHR)

RTX 3000番台が昨年末出たときには国内ご祝儀価格が終わったら買うか~と思っていたが、マイニングブームで大暴騰して、完全に買い替えるタイミングを失っていた。
9月末に新店舗オープンに伴うセールがあり、非LHRだったらおいしいなと思いセール品に応募してみたら当選した。実物を見てみたらLHR版だったが、まあこのタイミング逃したらあと2年は買い替えできないと思って買った。購入金額は63,000円ぐらいで当時のネット最安値より12,000円ぐらいは安く、割高感が非常に強い中で買う理由ができてよかった。
適当に積んでたゲームをやっているが、レイトレーシングは特に活用していない。

Galaxy Z Fold3

ポケットに入る折り畳みタブレットという最高のジャンルの製品を買った。完全に年間ベストバイでもう普通の大きめのスマホに戻る気がない。詳細はこの前に書いた記事を読んでほしい。

sudoovi.hatenablog.com

この記事を書いた後にOPPO Find Nが中国で登場した。このジャンルへの新規参入は良いニュースであり、色々な人向けのデバイスが出るのは喜ばしい。
個人的な感想としては、縦が短いことや閉じたときの横が少し長いこと等にはネガティブで、Fold3の外寸・ディスプレイのアスペクト比のほうが明らかにいいと思っている。画面折り目が見えにくいらしいのはうらやましい。折ったときの隙間がないことのメリットはよく分からないがやたらとアピールされている。
今のところ中国以外での販売予定は見当たらないが、なぜか各国のレビュアーに中国版を配ってたので、ちゃんと中国以外でも売ってほしい。

象印 EE-RM50

例の象印の加湿器。電気ポットを加湿器にしたというだけという説明通りに機能する*1。ポットにしては新品価格が高いので、夏に旧モデルを中古で買った。
わりと象印信者なので、象印製品が存在するジャンルは基本的に象印を買うことにしている。前回はこの掟に逆らって山善の加湿器を買ったところ色々と駄目で、やはり象印を信仰しなければいけないなと改心した。基本的にブランドの信仰というものはしていないが、象印だけは信用している。

電気代については、スチーム式加湿器は基本的には不利ではあるが、実際には表示されている電気使用量で比較したよりは若干マシである。なぜなら加湿器を利用するのは冬に暖房をつけた部屋であり、気化式等の他の方法の場合は気化熱によって気温が下がる事、逆にスチーム式で発生する粗熱は暖房になるため*2。ほとんどの比較ではこれが考慮されていないが、この記事はちゃんと比較されていて良かった。ただ1日1Lだとこの記事の人のいい家ならともかく、自分の部屋だと全然足りてないので、そんなに差額は低くなさそう。

anopara.net

Dreame Z10 Pro

Xiaomi系ブランドのロボット掃除機。ボケンミホドボが販売するコデマクロシのカヒシオから買い替えた。
フラグシップモデルとして、自動ゴミ捨て/LiDARマッピング/ToFオブジェクト回避/水量可変モップ等の一通りの機能を備えているにもかかわらず、セールで47,000円という価格で販売されていた。競合他社のほぼ同等製品と比べると、セール時でもECOVACS N8 Pro+は7万円、ルンバi7(水拭き/ToFはない)は11万円程度はするので明らかに安いが、5chのロボット掃除機スレぐらいでしか話題になってない。
ECOVACSはインフルエンサーに大量に製品を配って動画・記事を出させていたり、ルンバは家電量販店に大量にコーナーや店員を設置しているのを見ると、Xiaomi系ブランド*3の製品が販路をAmazonに限定してここまで安くできるのは納得感はある。

家に置いて使ってみても、何も問題はなく運用できている。埃が舞う可能性があるゴミ捨てがとにかく嫌なので、ステーションの紙パックにゴミを吸ってくれるのは完全に便利。コードを隠したりしなくても勝手に避けてくれるので、タイマーで掃除を設定しておけば、ロボット掃除機に最適化する気があまりない部屋でも本当に全自動で掃除ができる。
中華製品ではあるが有象無象のアプリではなくMi Homeアプリで操作できるのは良い。
難点としては現時点消耗品がAmazon.co.jpで売られておらず、AliExpressから買う必要があるが、海外通販おじにとっては難点ではない。

来年ほしい物

4K/120Hz+のモニター

同じモニターを5年/9年ぐらい使ってるのでそろそろ買い替えたい。 今のところ本命はASUS PG32UQだが、割高だし在庫はないので躊躇している。
5K2Kモニタ(Dell U4021QW)の120Hz版が出れば理想だが、出そうな気配はない。

何らかのApple Silicon Mac

RAM32GB以上の何かを買いたい。Air 16GBをスワップさせながら使うのもそれはそれでいい気はする。

iPad

性能的にそろそろ寿命だろうとPro 10.5を売ってしまったので、適当に買い替えたいが、120Hzを求めるとProになるので価格が高くて困る。リセールバリューが高いので中古も高くて良し悪し。Fold3があるので買うなら12.9インチかなと思っている。

Meta Project Cambria

何が出るのか知らんけど、$499ならとりあえずQuest 2から買い替えると思う。

11axのアクセスポイント

Tagged VLAN対応で高くないやつが出ない。

*1:良くも悪くも(電気代)

*2:ただしエアコン暖房に比べると数倍効率(COP)は低い

*3:Xiaomiといえば利益率を5%以下にしているという話があるが、これは他ブランドにも適用されるのかどうか