MacBook Pro Retina 13で、擬似解像度をWUXGA相当(Retina)に設定可能にする

はじめに

MacBook Pro Retina 13で、標準で設定可能な最大擬似解像度は1680x1050です。
Display Menu などのアプリを使うと、2560x1600など、様々な解像度が設定できるようになりますが、Retina状態での最大擬似解像度は1650x1050です。

システムファイルを改変することで、Retinaかつ1920x1200擬似解像度を利用できます。数週間利用したところ、安定してそうなので紹介します。

検証機

MacBook Pro Retina 13-inch Late 2012
Mac OS X 10.11.1

免責

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方法

http://blog.shiftky.net/2015/01/13inch-macbookpro-retina-1920x1200-hidpi.html
だいたいこれを参考にしましたが、多少状況が変わっています。

差分だけを書くと、まず /System/Library/Displays/Overridesは、/System/Library/Displays/Contents/Resources/Overrides/に変更されているため、そこを読み替える必要があります。

また、El CapitanからのSIPの影響でシステムファイルの改変ができないので、作業前にSIPを(部分的に)無効にする必要があります。
リカバリモードでcsrutil enable --without fs とするとシステムファイルへの書き込みが可能となるので、その後に起動し、作業しました。
作業終了後には再びcsrutil enableで戻して問題ありません。

状況

最もGPUが貧弱なRetina Macですが、El Capitanのおかげもあってか一応問題ないパフォーマンスで動いています。
文字は小さくなるものの、作業領域が増えるので快適です。